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藤木直人さんが大好き


by ジェイ

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忘れないよ

天気予報通り雪が降っていましたが、雨に変わりました、。この冬一番の寒さだとか?

昨秋、ブログを始めるにあたり、自分なりに決めたことがあります。
ブログの内容は基本的に直人で、直人のネタがなくても日常のことをちょっとでも直人にからめられるようにしよう。そして、読んでいる人の気分が沈むような話はやめよう、…と。
なので、このことを書くか書かないでおくか、1週間迷いました。
直人とは全く関係ありません。少し重い話なので、気が向かない方はスルーして下さいね。


私は子供の頃、ガールスカウトの活動をしていたので、学校の友達以外にガールスカウトの仲間がいました。キャンプや研修など泊まりの行事も多かったので、その仲間たちとは学校の友達よりもある意味密な時間を過ごせていたかもしれません。
活動には親たちの協力がかなり必要で、どのお母さんたちも活動のいろいろな手伝いをしていたので、それぞれの仲間たちと母子共々お付き合いがありました。
そのうちの一人で、仲良しだったAちゃん。Aちゃんのお母さんも明るく楽しい人で、家に何度も遊びに行かせてもらい、ピアノが上手だったAちゃんは、面白い歌を作って、ピアノを弾きながら歌って笑わせてくれたりしたことを憶えています。

高校生になった頃からはお互いガールスカウト活動をやめてしまったせいもあり、Aちゃんとも滅多に会わなくなってしまいましたが、親たちのつながりもあったりしたので、会わない時でも今どうしているかとか、なんとなく耳には入ってきたりはしていました。
音楽科を卒業して、ピアノや専門のフルートを教える先生になったAちゃん。一方、バブル絶頂期へ向かっていく時代の中心とも言える企業で毎日クタクタになって働いていた私。
それぞれの生活環境が違ってきて疎遠になってしまったけれど、それでも私が結婚した時、Aちゃんはお祝の品を持って新居に遊びに来てくれました。
独身のまま音楽家として活動していたAちゃんからは何度か演奏会のお知らせを頂いたけれど、その頃は子供が乳幼児だったりで、聴きに行くことが出来ないでいたのです。

しばらくして、夫の転勤で大阪に引っ越した1年目か2年目の夏休み、帰省のため子供たちを連れて実家に行く時のことでした。実家の最寄駅の改札まで迎えに来てくれた母と会ったのとほぼ同時に、偶然Aちゃんのお母さんとバッタリ。母とAちゃんのお母さんも「久しぶりねぇ~!」と挨拶をかわし、私が今大阪に住んでいて夏休みで遊びに来た、などという状況説明をしたその流れで「Aちゃんはお元気ですか?」と聞いた時、Aちゃんのお母さんから思いもかけない答えが返ってきました。
「それがね…Aは肝臓ガンで…今は月に一度九州まで治療に行ってるんだけど…。」
30代という年齢でガンという病気になったこと、医療機関の充実した首都圏に住んでいながらわざわざ九州まで行くということから、Aちゃんの容体が良くないということは容易にわかりました。
Aちゃんのお母さんも驚いた私の母も、そのあとは涙であまり会話にならなかったし、騒がしい駅の改札で軽く立ち話の出来る内容ではなかったので、母が励ましの言葉をかけてAちゃんのお母さんとは別れ、私はあまりに驚いて言葉も出ないままでした。
その後、母も私もAちゃんのことが気になっていたものの、こちらから様子を聞けるような状況ではなかったので、Aちゃんが亡くなったと人づてに聞いたのは比較的最近のことでした。

そして、先週の土曜日、あることがきっかけでAちゃんのお母さんとお会いする機会がありました。駅の改札でバッタリ会ったあの時以来…。
「ホントによく来てくれたわね~!」とAちゃんのお母さんはとても喜んで下さいました。
「Aちゃんから演奏会のお知らせを何度かもらったのに、その時は子供が小さかったから行かれなくて…。もうちょっと(子供が)大きくなったら行かれるな、って思ってて…。行かれなかったことが、ほんとに心残りで…。今だったらいくらでも行かれるのに…。」話しながら私は泣くのを我慢できませんでした。
「うん、うん」と頷きながら、Aちゃんのお母さんも涙…。
そして、Aちゃんのお母さんから演奏会の時のCDを頂きました。オーケストラをバックにAちゃんが演奏するフルートは、とても力強く澄んだ音色でした。

Aちゃんの分まで頑張って生きよう、とか、そんなおこがましいことは思いません。
私に出来ることなんて「Aちゃんを忘れない」、それくらいのことだと思います。
ただ、ひとつだけ言っておきたいこと。
しばらく会っていない人がいて、その人に「会いたい」と思っていたら、「そのうち会おうね」とダラダラ先延ばしにしないで、今会っておいて下さい。

長くて個人的な話を最後まで読んで下さった方、ありがとう!
by ジェイ by j-0719 | 2009-02-27 14:18 | その他