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藤木直人さんが大好き


by ジェイ

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妄想劇場 in カレンダー その4

(一部修正しました)

しばらく雨が続くようで、ロケにも支障が出ているでしょうか?
撮影が休みになってヒマなら、HOT NAOで最新の直人一部分でもいいから見せてくれませんこと?村上君(笑)。

見逃してはいけないと思っていた『THIS IS IT』、レディースデーのシネコンで今日(あ、もう昨日だね)観てきました。そこそこ人が入っていたかな。
あのステージの本番が行われたなら、一体どんなすごいことになっていたのだろう…と、リハの映像だけ観ても圧倒される素晴らしいパフォーマンス。
観終わってからのなんとも言えない喪失感…「彼はもういない」という事実。
特にファンだったというわけではないけれど、それでも自分が一番たくさん音楽を聴いていた頃の、洋楽ばかり聴いていたあの頃の、まぎれもないスーパースター。
映像の中の彼はは正にKING OF POPでした。

さて…私のアホな妄想劇場を待って下さっている方が意外と多いのか、ここ数日なぜかアクセス数が増えております(笑)。
早く続きを…と思っていたものの、昨日(もう一昨日だね)は午後まで学校だった上、夕方もいろいろバタバタしてなんだか疲れてしまったので、文章をまとめる気力が残っておりませんでした(^_^;)
え~っと…最終章は彼にしゃべらせたいセリフを先に決めたので、そこへ無理やり持って行くような話の展開になっている上、長いです(苦笑)。
突っ込みどころが満載なので、コメントで突っ込んで頂けると嬉しいです(爆)。
カレンダーの画像は小さくしてぼかしていますが、雰囲気はわかってしまいます。
ネタバレNGの方は↓クリックしないで下さい。






<10月>ホントは11月
妄想劇場 in カレンダー その4_e0152690_14581991.jpg

「誕生日にどこか行きたいところある?」「う~ん…平日だし…夜景がキレイなところで二人っきりで飲みたい…かな。あ、この前のシャングリ・ラ、よかったよね♪」
私の誕生日、現れた藤木さんはいつもに増して素敵なスーツ姿。
彼が予約しておいてくれたのは、夜景のキレイな29階の「なだ万」。和食ってちょっと新鮮だし、大人っぽくていい感じ♪
藤木さんからのプレゼントはピアス。「わ~♪ありがとう!つけてみてもいい?」
「似合うね。」
「部屋に行こうか?」窓際のソファに腰かける藤木さん。隣に座って彼に背を向けるような格好で窓の外を眺める私。すると、藤木さんは私をそっと後ろから抱きしめた…。
…と思ったら突然、
「ワスレテタ!」
(え?何?どうしたの?)
藤木さんは立ち上がると慌ててテレビのスイッチを入れ、チャンネルを替えた。
「おぉ~!勝ってる、勝ってる!」
彼の大好きな阪神がクライマックスシリーズで戦っていて、今日勝てば日本シリーズ進出が決まるという大事な試合(正直言って私はどうでもいいけど)を放送していた(^_^;)
藤木さんは冷蔵庫から缶ビールを取り出して、野球中継に夢中になっている。
(えぇーっ、オッサンみたい(-_-;) ま、いいか。かっこいいから♪)


<11月>ホントは9月
妄想劇場 in カレンダー その4_e0152690_15355017.jpg

すっかり秋も深まってきて、街には早くもクリスマスの飾りつけが溢れている。
藤木さんと過ごすクリスマスが今から待ち遠しい。プレゼント、何にしよう?
今日は彼が学生時代の友達とライブに行くというので、私も友達と買い物。藤木さんへのクリスマスプレゼント選びに付き合ってもらうことにした。
買い物が済み、お茶でもしようと立ち寄ったオープンカフェで私が目にした光景は、信じられないものだった。
(…なんで?…あの女の人は誰?…)
藤木さんが私の知らない女性と二人でそのカフェにいた。テーブルの上にある何かを見ながら話している彼の顔はなんだか楽しそうだった。
友達は「ライブは夜でしょ?この後、友達と待ち合わせして行くんだよ。」とか「きっとあの女、保険屋のオバチャンじゃないの?」とか、一生懸命フォローしてくれたけど、ちょっと派手な感じの長い髪のあの女性はどう見ても保険屋のオバチャンには見えなかった。
結局あの日、藤木さんが男同士でライブに行ったのは本当のようだったけど、その前に一緒にいた女性のことはどうしても聞けなかった。
(まさか私、二股かけられてるの??ま、いいか。かっこいいから♪)←いいのかよ!


<12月>ホントは1月
妄想劇場 in カレンダー その4_e0152690_2224855.jpg

モヤモヤした気持ちを抱えたままの私だったけど、藤木さんを好きな気持ちは変わらないどころか、以前よりももっと彼を好きになっていた。
そして…12月24日。もはや私たちの大事な日を過ごす定番の場所となったシャングリ・ラで待ち合わせ。すると彼からメール。「ごめん。ちょっと遅れる。ロビーで待ってて。」
ロビーのソファに腰かけて待っていると、あの時の、藤木さんと一緒にいた髪の長い派手な女がホテルの正面玄関から入ってきたではないか…!
手には何かプレゼントでも入っているかのような袋を提げている。女がエレベーターに乗り込んだのを見届けると、私はそこにかけよって、女が乗ったエレベーターが停止した階を確認し、急いで別のエレベーターに乗り込んだ。女が降りたと思われる階のボタンを押す手が震えた。
エレベーターを降り、客室が並ぶ廊下をそっと覗いていると、一番奥の部屋の扉が開いて、あの女が出てきた。私は深呼吸をして部屋の方に歩く。途中ですれ違った女の手からは、来た時に持っていた袋が消えていた。「この部屋にいるのは本当に藤木さん?」
私は泣きたい気持ちでドアをノックした。
私を見て驚く藤木さん。「どうしてここに?」とでも言いたいような、困惑した表情。
「ロビーで待ってて、って言ったじゃない…。」
奥のテーブルには女が持っていた袋が置いてあった。絶望的な気分の私。
「あれ、藤木さんがもらったプレゼントでしょう?私、見ちゃったの…あれを持ってきた人。」
今にも泣きそうな顔の私を見て、藤木さんはちょっと残念そうに「…ホントは後で渡そうと思ってたけど、誤解されたままじゃ、食事もできそうもないから…はい、これ。メリークリスマス♪」そう言って、女が置いて行った袋からリボンがかかった小さな箱を取り出した。
「…え?」「ほら、開けてみて。」状況が理解できないまま、私はリボンをほどいて箱を開けると…中にはダイヤの指輪…!「あの子…ほら、これを持って来た子、さっき見たんでしょ?大学の後輩で、貴金属を扱う仕事してるから、あの子に頼むとちょっと安くしてもらえるんだ。今回はちょっと高い買い物だから(笑)。」
私があのカフェで二人を見たのは藤木さんがこれを頼んでいた時だったのだ。
「仕上がるのが遅れてて今日になるって言うんで、でも今日どうしても渡したいからって無理言ったら、彼女が急いで届けてくれたんだよ。」
指輪をそっと手に取って内側を見ると…私と藤木さんの名前が小さく刻まれていた。
彼は私を喜ばせようとして、ちょっと待ち合わせに遅れるだけだったのだ。
「だから…『遅れる』ってメールしただろ?」
そう言ってにっこり笑った藤木さんは、私の左手の薬指にその指輪をそっとはめた。
「結婚しよう。」
「うん。」
(ん?婚約指輪がクリスマスプレゼントを兼用??ま、いいか。かっこいいから♪)

無事に誤解が解け、二人で楽しく食事をしていると…
「そうだ、結婚式は来年の8月の後半くらいにして、ハネムーンはシアトルに行こうよ!ちょうどイチローがまた200本安打を達成する瞬間に立ち会えるかも!」
と、一人で勝手に盛り上がる藤木さん(^_^;)
(えぇーっ?8月?イチローのためにシアトル??ま、いいか。だって私は藤木さんが大好きだから♪)


お・わ・り(爆)。
by ジェイ by j-0719 | 2009-11-12 01:16 | 直人全般